もうすっかり慣れているはずのアーティスト紹介だけど、普段に増して今日の山崎のスピーチがたどたどしいと感じたのは果たして自分だけだろうか？　やっぱり得意分野のむさ苦しいロック・バンドじゃなくて、キュートでラヴリーなアイドル・ユニットはあまりにも畑違いだったのだろうか、かなり緊張していたよう。そんな噛み噛みのＭＣも関係なく、朝一とは思えないほど強烈な大歓声（男の雄たけび多し）に迎えられ、ステージに登場したPerfume。LAKEのバックドロップに合わせたのか、清潔感溢れるブルーの衣装をまとった彼女たちは、最初からエネルギー全快。ロック・フェスという「アウェイ」な場にまったく怖気づくことなく、マイペースに自分たちのテクノ・ポップを展開していく。“チョコレイト・ディスコ”、“love the world”（しかもフルバージョン）などヒットチューンを連発しながら、終始胸キュン笑顔でむさ苦しい「ロック・ファン」どもを昇天させる。そして最後は必殺“ポリリズム”。朝っ端からパンパンに膨らみあがったLAKE STAGEを狂乱させた。いや�・、あっぱれっす。ロック・ファン、参りましたわ。（内田亮）