ACIDMAN、2年ぶりのGRASS STAGEに登場! GRASS STAGEで歌うことを想像しながら作ったという“REMIND”! 昨年は出演しなかったため、今年GRASS STAGEで初披露となった。イントロでoiコールが沸きおこり、オーディエンスは一気に熱狂の渦へ! “ストロマトライト”でヴォルテージはさらに上がり、「このステージはかけがいのないステージ」「心から音楽を楽しんで」という一悟のMCを挟み、3曲目“アイソトープ”、4曲目“Ride the wave”には早くも沸騰直前。静謐さと凶暴さを兼ね備えた、ACIDMANのサウンドスケープを、GRASS STAGEに叩きつけていく。途中、“赤橙”“リピート”など、ひたちなかの高い青空まで届くような豊かな響きを持つ楽曲を挟みつつ、ラストの“TO THE WORLD’S END”まで、じわじわと上げていく。この日の大木は、喉の調子が万全ではないようだった。声がかすれる部分もあった。しかし、それを補完するようにか、そのグルーヴがすさまじく、爆発寸前のエモーショナルの塊には感動と興奮を与えてくれるには十分だった。最後に大木は、「イヤなことはいろいろあると思うけど、こういうふうにいい瞬間をちょっとずつ作っていったら、世界はちょっとでもよくなると思います」と言った。本当にACIDMANは、GRASS STAGEによく似合うバンドだと思う。(岡崎咲子)
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