8月3日(火)

 スピーカーから音が出ました!
 それが今日です。しかも、画面には映像が映りました。スピーカーから音が出て、画面に映像が映る。あたりまえだ。スピーカーから映像が出て、画面から音が出たらそりゃびっくりするけど。ただ、スピーカーも画面も昨日の夜の段階では影も形もなかった現場を見ていると、ただそれだけでかなり感動的なものがあったのでした。
 本日から、音響・映像・照明チームが現場に到着し作業に入って、一気にスタッフ数が増え、大きく設営も進みました。当フェス総合プロデューサー・渋谷も夕方には現地に入りました。下に写真載せてますが、レイク・ステージも設営作業が本格的に始まりました。いよいよあと3日です! 我々や参加者のみなさんにとってあと3日ってことは出演アーティストやその所属レコード会社にとってもあと3日ってことで、最後の確認事項や変更事項などなどで、土日はしーんとしていた我々の携帯も今日は朝から晩まで鳴りっぱなしでした。
 さて。何でこの「FROM STAFF」を毎回私ばかり書いているのかというと、このフェスの企画・制作を行っているXロッキング・オンのフェス事業部の現場は私を含め総勢4名なのですが、1名(辻といいます)は生粋のイベンターでこういうところに何か書いたりすることにまったく興味がなく、あと2名の森という若者と山下という女性スタッフも特に書きたいそぶりもなく、今はこの部署の人間だけど元々ライター/編集者だったし、何か書く仕事は俺の役目かなあ、というわけで私が書いていたのですが、「書かせてください!」という者が現れました。河津知典といいます。29歳です。当フェスの運営を担当するディスクガレージの社員で、2001年の開催=ディスクガレージが運営を担当するようになってから、毎年スタッフとして参加しています。今年はLAKE STAGEの運営担当です。裏方がそんなに見栄えよくてどうする、と怒りたくなるくらい男前です。普段担当アーティストいっぱい抱えていますが、きっと「俺らより見た目がよすぎてどっちがアーティストでどっちがスタッフだかわからない」とぼやいてるアーティストも多いと思います。弊社より絶賛発売中の氣志團・綾小路セロニアス翔の自伝インタヴュー本「瞬きもせずに」の中で、「氣志團に初めてワンマン・ライヴをやらせた男」として登場していたりもします。以下、河津知典29歳の日記。ではどうぞ。

(ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004事務局 兵庫慎司)


今日も快晴!気温は37℃(体感予測)。
いつものように、715ロビー集合。この715とは、
7時15分の事。これがあと何日かすれば、430ロビー集合の毎日に変わる。
つまり4時30分。
東京にいる時より規則正しい。
8時から一斉に全スタッフが動く。
今日から音響照明スタッフも合流。
やっとステージらしくなってきた。
というか、グラスステージは今日ほぼ完成した。
僕的仕事は10時からJR勝田駅で駅長と打ち合わせ!
なかなかJRの駅長と打ち合わせする事なんてないが、
これもまたこの仕事の特権だ。
駅長との打ち合わせも10時10分には終わり、
駅から昭和通りを一直線に帰る。
っとその時、レイクステージ運営本部から着信。
「時計4つ買ってきて!」
なんのこっちゃ?と思うでしょうが、何もない所にステージを作り
何もない所で、2週間過ごすのにはそれなりに必要なのです。
という事で、ジョイフル本田でお買い物。
このジョイフル本田は何でも売ってます。
家一軒建てれるくらいの部材、そして建ててからの内装や電化製品すべて売ってます。
本当です。
なので、中に一度入ると楽しくてなかなか出てこれません。
期間中のケータリングで必要な物は全てここで揃えます。

今、仕込みの合間にスタッフの間ではやっているのが、
携帯の機種変更。
もう10人くらいひたちなかに来て、機種変してます(僕もその1人)。

あ、そうそう昨年までは、仕込中にカブトムシが何匹も取れましたが、
今年は異常気象のせいが、一匹も見てません。
でも昨日、野うさぎが2匹、大草原を駆けてました。
海も綺麗です。
僕的には、仕込み中にサボって砂丘ガーデンでお茶をするのが、最近の趣味。
この砂丘ガーデンはあまり公園内でも知られてないせいか、いつも人がいません。
砂丘ガーデンのオーシャンビューは最高です。オリジナルティーも最高です。
穴場ですので、一休みしに行ってみて下さい。

あ~、
もう書く事がない。
兵庫さんにFROM STAFF書かせて下さい!と志願しておきながら、
今日の仕込みときたら順調すぎて取り留めて書く事がない!

今は22時18分、今日は何時に終わるのかな?

明日は8時から渋谷社長の朝礼があるので、
作業終了次第、ダッシュでホテルへ帰ります(1時消灯希望)。

(河津知典/ディスクガレージ)