今年から新設されたウィング・テント、その最終日トップ・ステージに相応しい、瑞々しさかつ尖った魅力を備えるのはNICO Touches the Walls! 弱冠二十歳とは思えないほどの不敵で堂々とした佇まい、そして色っぽくザラザラしたギター・ロックで、オーディエンスに心地よい痺れをもたらしてくれた。

 続いてはキャプテンストライダム。琴線を甘酸っぱく刺激するメロディと、弾むようなバンド・アンサンブルに、胸がキューッとなる。親しみやすくパワフルなMC&パフォーマンスで快調に盛り上げる。“マウンテン・ア・ゴーゴー・ツー”では、無数のジャンプ! ゆるぎない信頼感が漂っていた。(小松香里)