8月10日(火)

フェスが終わって2日経ちますが、12日木曜日まで撤収作業は続きます。ゆえに実際に撤収をする業者のみなさんと、ニッポン放送/ディスクガレージ/ライブパワー/シミズオクト/(株)ロッキング・オン・フェス事業部の辻&森等々の運営スタッフはまだ残っていますが、私は一足先に今朝東京へ戻ってきました。二週間ぶりの渋谷の街をクラクラしながら歩いていたら、携帯が鳴る。着信を見る。ディスクガレージ渡辺=公園に残っているスタッフ。「こっちは雷雨ですよ雷雨、今! 土曜日にそうなるはずだったやつですよ!」。
 そうなのです。二日目の夕方、グラスではアジカン/レイクではMASTER LOW/DJブースではSUGIURUMN→曽我部恵一の頃、グラス・ステージのうしろの遠くの空で雷が光っているのを見たという話がBBSに書き込まれていましたが、実はあの雷雨、天気予報によるとDragon Ashが始まる前に会場を直撃するはずだったのです。あの時ちょっとだけぱらついた雨は、息もできないような豪雨になるはずだったのです。なのに、まるであの会場を避けるかのように、雷雨はコースを変えて進んで行ったのです。そしてさらに翌日=8日の16時頃にも同じような予報が出ていたにもかかわらず、この日も同じく、最後まで雨は降りませんでした。今年のこのフェスはおそろしく強運だったってことなのだと思います。で、それが今日になってやってきたということらしいです。会社に戻って受信トレイを開けると、早速メールが。

ライブパワー野坂より:
奇跡の雷雲が・・・!
スタッフも常設 トイレで作業中断。

 という3行と共に入っていたのが、下の写真です。明日は私も、またひたちなかです。

 と書いてシメようと思ったら、現地のニッポン放送村田からメールが。「本日の昭和通り(公園の翼のゲートから勝田駅までの一本道)です」。開けてみる……うっわああ!
 ……これがフェスのまっさいちゅうだったら………もはや神がかりレベルの強運だったのかもしれない、今年のこのフェス。

(兵庫慎司/ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2004事務局)