15:25〜 YO-KING、肩の力の抜けたロックンロールと
動のロックンロールの妙技
8/2 17:50 UP
ドライ&ヘヴィーのダンス天国に続いて、今度はロックンロール天国である。YO-KINGのロックンロールを求めて新たに人がどんどん集まってくる。気付いてみれば、YO-KINGのライヴが始まる前からレイク・ステージはすごい熱気。そして、ステージにYO-KINGが現われるや、その熱気は爆発。大きな歓声と拍手の中「梅雨は午前中に明けたぞ! ゆっくり楽しもうぜ」と言って始まったのは“大人だから夢を見る”。スリーピースならではの、シンプルで、肩の力の抜けたロックンロール。レイク・ステージに射してきた西日がかってきた太陽の光との相性が抜群、YO-KINGもサビの歌詞の中で「いい気分だぜ」と歌ってたけど、ほんとにたまんない。そして、2曲目はブルージーなイントロから“ハリボテROCK”。ブルースの部分のYO-KINGのギターソロがいい意味でいいかげんで、実にカッコいい。間があるから、どんどんスウィングしていくのだ。その「間」はメンバー紹介を挟んで、「懐かしいヤツ」と言って始まったボブ・ディランのカヴァー“マイ・バック・ページ”でも変わらない。日本語でボブ・ディランのカヴァーをするのは難しいし、なかでもあのボブ・ディラン独特のたおやかさを再現するのは本当に難しいのだけれど、YO-KINGのカヴァーにはそれを感じるのだ。みんなビールを片手にすごくいい顔をしてる。なんかずっとこのまままったりとしていたいが、YO-KINGがこれだけで終わらせてくれるわけはなく、次の“響”は動のロックンロール。この曲では、もっと踊ってくれと言わんばかりにリズムのパターンが変化していくのだ。そしてサビで彼は願うようにこう歌う。「HEY! いつも、いつも響いてたロックンロール」。ここからは、最後までYO-KINGの動のロックンロール3連発。新曲“シェアー”、CMでもお馴染みの“Hey! みんな元気かい?”、そして名曲“LIFE”。特に新曲の“シェアー”が素晴らしかった。《音楽を演奏する喜びが日に日に増し増していく》《僕の作った音楽でこの気持ちをシェアしたいんだ》。自分が立っている場所から明確な言葉で自分の気持ちを綴り、それを人と共有できるメッセージに変換していく。そんなソロになってからのYO-KINGの姿勢の集大成のような曲だった。今年これまでで一番埋まったレイク・ステージは、ゆっくりと日が落ちていくなか、最高の盛り上がりを見せていた。(古川琢也)
びっしりとお客さんの埋まったレイク・ステージ

「去年観られなかったので嬉しい!」という二人


日程――2003年8月1日(金)、2日(土)、3日(日)
時間――開場9:00 開演11:00 終演20:30(各日共予定)*雨天決行(荒天の場合は中止)
会場――茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園
お問合せ――ROCK IN JAPAN FESTIVAL事務局
0180-993-611(24時間テープ対応、PHS不可)
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