2年連続、堂々のライヴ・アクト!
HYとフェスの最高にハッピーな化学反応!!
8/1 16:00 UP

午後1時40分、スタンディングゾーンはHYを待ち構える人ですでにいっぱい。それでもまだスタッフが拡声器で「まだまだレイクからたくさんのお客さんが向かってます。みなさん前へつめてください!」とアナウンスするほど。そんな中、巨大なゴーヤ(らしきもの)が置かれたステージにメンバー5人が登場! 満員のお客さんから大きな歓声とシャボン玉があがり、雲がひろがり肌寒くなってきていたグラスステージも、瞬時にあたたかな祝福ムードにつつまれる。そして1曲目“隆福丸”! スタンディングゾーンを埋め尽くしたオーディエンスが一斉に手を挙げ、ライヴがスタートした。
HYは何にも縛られていないバンドだ。先日リリースされた『Street Story』を中心に構成された今日のセットリスト。空に溶けゆく極上のポップ・チューン“トゥータン”からビートがボディブロウのように重く響くハードなミクスチャーの“コントロール”、そしてIzuの繊細ながら力強い歌声がせつなく心をゆらす“さあ行こう”。HYは音楽を鳴らすために何かひとつの価値観に囚われたりはしない。何だっていい、大好きな音楽を大好きな仲間と一緒に鳴らしていく、その自由と強さと正しさを今この場で体現している。とにかくロックが、音楽が好き、だからこの場に集まって知らない人間同士で笑い合い、抱き合い、心の底から思いっきり楽しむ。だからHYのライヴはこんなにもあたたかく肯定的で、笑顔が溢れる幸福な空間なのだ。Hideの煽りを待つ間もなく、全員が満面の笑顔で飛びはね、歌いあった“ホワイトビーチ”、そしてラストの“Street Story”で迎えた最高の盛りあがり。フェスの持つ最大のハピネスが思いっきり花開いた、本当に最高のライヴだった。(有泉智子)
HY終演直後のふたり。
「最高でした!」

みなさんここで腹ごしらえ

日程――2003年8月1日(金)、2日(土)、3日(日)
時間――開場9:00 開演11:00 終演20:30(各日共予定)*雨天決行(荒天の場合は中止)
会場――茨城県ひたちなか市国営ひたち海浜公園
お問合せ――ROCK IN JAPAN FESTIVAL事務局
0180-993-611(24時間テープ対応、PHS不可)
ロック・イン・ジャパン・フェスティバルのWEBサイトは、PC、携帯どちらもhttp://www.rijfes.co.jp/